Japan

EnerNOC Japan:

エナノック・ジャパンは、米国EnerNOC, Inc.丸紅株式会社 が2013年に設立した合弁会社です。デマンドレスポンスのプロバイダとして世界一の規模と経験を誇るEnerNOCの専門技術と、グローバル電力セクター、そして日本市場において豊富な経験を持つ丸紅のリーダーシップを融合し、エナノック・ジャパンは日本でデマンドレスポンス事業を展開します。

デマンドレスポンス(DR)はネガワットとも呼ばれており、新たなエネルギー資源として注目を集めています。EnerNOCは世界11ヶ国において合計約7,000MW超のネガワットを「柔軟性のある削減可能な容量」として管理しており、これは原子力発電所約7基分の電力に相当します。東日本大震災後の原子力発電所の停止でベースロード電源を失った後、国内の需給逼迫に対応する新たなイノベーションツールとしてデマンドレスポンスが注目を浴び、2013年度から経済産業省によるに実証事業が行われています。エナノック・ジャパンの国内での実績は下記の通りです。

  • 2012年度:関西電力向けにBEMSアグリゲータープログラム参加※
  • 2013年度~2015年度:経済産業省DR事業への参加
  • 2014年度・2015年度:経済産業省ネガワット検討会への参加(委員)
  • 2015年度:デマンドレスポンス推進協議会設立・初年度理事長
  • 2016年度:デマンドレスポンス推進協議会理事
  • 2016年度:経済産業省バーチャルパワープラント構築実証事業採択

    ※ エナノック・ジャパン(株)は設立前に、丸紅(株)・エナノック本社にて共同参加

数字で見るエナノックのデマンドレスポンス



2012年
日本市場進出



原発約7基分相当
ネガワットを管理・運用



国内実証事業での実績
ネガワット規模最大



電力3社管内
DR事業を展開

デマンドレスポンスとは
(ネガワット取引)

デマンドレスポンス(DR)とは、「電力の需給ギャップの最適化を需要側から試みるアプローチ」です。電力は、その財の性質から、基本的には「生産即消費されストックができない」エネルギーです。この概念をもとに、電力系統を管理・運営する電力会社は、常に需要と供給を調整し一致させなければいけません。もし生産即消費のバランスが崩れ需給ギャップが生じると、大規模な停電に繋がる危険性があるからです。

電力の需給ギャップの最適化(=需給調整)には、これまで需要を所与のものとして、ベース→ミドル→ピークの順に供給側で発電量を増減させることで調整してきました。この従来の手法とは対照的に、電力消費を削減して需要を減らすことで、電力系統における需給調整を図るアプローチがデマンドレスポンスです。この対照性からネガワットと呼ばれ、削減した電力需要を取引することをネガワット取引といいます。

ICT・IoT・ビッグデータ解析等の昨今の革新的な技術発展により、複数の大口電力ユーザー(需要家)をまとめて、無理なくスマートに、確実に節電することで需要側からも電力会社の需給調整に貢献できます。エナノック・ジャパンのデマンドレスポンスプログラムに参加することで、大口需要家である企業は需給調整に貢献する見返りとして報酬金を受け取ることができます。エナノック・ジャパンは複数の需要家をまとめる世界最大手のアグリゲータ事業者です。

アグリゲーションと
ポートフォリオマネージメント

アグリゲータ事業者としての主な役割は、ネガワットの買い手(例:電力会社)と需要家の間でのインターフェースです。アグリゲーションというビジネスモデルの性質上、①買い手との契約関係と②需要家との契約関係の二面性が常に伴い、この二つの契約関係を別々に分けて理解することが重要です。

①ネガワット買い手との契約関係においては、契約で事前に定められたネガワットを提供する際に、通常複数の需要家から構成されるポートフォリオ単位で測定・検証がされます。他方、②需要家との契約関係においては、アグリゲータ事業者の裁量により、各需要家とのコミュニケーション・個別コンサルティングを経て、それぞれに適した無理のないエネルギー削減プランをご提案します。その後、複数の需要家を束ねて、過去10年以上にわたって世界各国での運用から得た経験・知見と独自のアルゴリズムを駆使したデータサイエンスを基に、最適なポートフォリオの構築・管理を行います。仮にDRのイベントが発動し、ある特定の需要家が不参加等を理由にネガワット提供に失敗しても、他の需要家がカバーし、ポートフォリオ全体では買い手が要求する契約ネガワットを100%安定して供給することができます。

デマンドレスポンスは、2016年5月上旬に開催されたG7 エネルギー大臣会合後の共同声明において、電力の安定供給に寄与するエネルギー源の一つとして位置づけられており、日本政府もエネルギー基本計画・日本再興戦略・骨太の方針等を通して、政策方針としてネガワット取引を推進・普及する姿勢を明らかにしています。通常の発電機と比べても、費用対効果が高く、安定していてかつ環境にも優しい国産のエネルギーです。今後の電力システム改革におけるパラダイムシフトを牽引するイノベーション・競争の起爆剤として、エナノック・ジャパンは国内の電力系統の安定に貢献していきます。

経済産業省ネガワット取引実証事業

エナノック・ジャパンは、2013年から3ヵ年度続けて経済産業省の実証事業に参加しており、2015度の実証事業では(1)量=ネガワットを提供するポートフォリオの容量規模(2)質=ネガワットの供給信頼度、共に参加アグリゲータ事業者のうちトップの成績を収めて締め括ることができました。(各社成果報告書比較により弊社確認)

昨年度に引き続き、2016年度もエネルギー総合工学研究所による「バーチャルパワープラント構築実証事業  B. 高度制御型ディマンドリスポンス実証事業」におけるアグリゲータ事業者として無事採択(採択結果)され、目下制度設計の議論がされている2017年度開始予定の調整力用途のネガワット取引に向けて、さらに事業規模を拡大してまいります。

エナノック・ジャパンは東京電力・関西電力・中部電力管内で、DRプログラムに参加する大口需要家を随時募集しています。経産省のネガワット取引実証事業は、需給が逼迫するピーク時や、その他の制約が電力系統で発生した際に、需要家が一時的な節電を実施することにより、報酬を受けられるプログラムです。使用しなかった分の電力に対して報酬が支払われます。実証プログラムは、大口需要家の企業にとって、電力網の信頼性向上に貢献しながら新たな収入源を獲得する好機会です。
 

画像元: Wikipedia
 

ネガワット実証プログラムへ参加する5つのステップ

①エネルギー削減プランのデザイン

これまでの数多くの大口需要家向けに、それぞれの業務プロセス・懸念点・負荷設備等を考慮したテーラーメードのエネルギー削減プランを立案してきました。お客様の業務・安全・快適性を第一に適切なプランをご提案します。

②EnerNOCサイトサーバー(ESS)の設置

小型の測定器がリアルタイムでエネルギー消費情報を集め、エナノックの ネットワークオペレーションセンター, と需要家施設をインターネットで接続します。これにより、24時間365日お客様のエネルギー消費をリアルタイムで監視できます。

③DR発動の仮想テストの実施

実際にDRのイベントが発動された際に、契約分のネガワット容量を削減ができるかどうかを判断するために、仮想テストを実施します。

 

④イベント発動まで待機

仮想テストを完了し受入結果が出ると、正式にDRプログラムへの参加手続きに入ります。参加手続きを済ませると、「反応準備OK」とみなされ、イベントが発動するまで待機します。

⑤イベント発動

入念な準備作業を経てプログラムに参加するため、実際のイベント発動時はシンプルに負荷削減をし、最大限のパフォーマンスを発揮できます。

 

エナノック・ジャパンとDRサービスをご契約いただいた企業のお客様は、電力使用状況をリアルタイムで確認できる監視分析ソフトウェアをご利用いただけます。実際のDRイベントが発動されると、負荷削減を開始する前の所定の時間にイベント通達のメッセージが電話・メール・SMS経由で送られ(事前通知)、イベントが開始すると契約に基づいた容量分の負荷を所定の時間内に削減し(DR時間)、イベントが終了すると通常の電力消費に戻していただきます(需要回復)。

DRプログラムへのお申し込み・お問い合わせ参加はこちらから

セールス: sales@enernoc.co.jp
​その他: info@enernoc.co.jp
電話番号: 03-3282-4004
住所: 〒103-6060 東京都中央区日本橋二丁目7番1号 東京日本橋タワー